職場を悩ます ゆとり社員の処方せん
はじめに 第1章 ゆとり社会が育てたモンスターの特徴 第2章 モンスター新入社員に困ったときのケース別対処法 第3章 ゆとり社員の能力を引き出すつき合い方 第4章 一流のマネジメントに学ぶコツ 第5章 仕事力を高める特製ツール あとがき「自分のやりたい仕事とちがう」と会社をやめる 「なんでこんなことしなくちゃダメなんですか?」とムダを嫌う 上司の注意に「そんなこと先を言ってよ!」と逆ギレ クライアントに携帯メールでドタキャン・・・。

「ゆとり社員」・・・本書は1992 年第二土曜日が休みとなった前後に小学校に入学し、いま社会人となった世代を「ゆとり社員」と称しています。

本文の紹介

一生懸命教えているのにまったく無反応

対策

ゆとり社員の特徴の一つに、人とのリアルなコミュニケーション能力が低いということがあります。その理由は初対面の人や接点のあまりない人とコミュニケーションを行う経験が不足しているからです。反応が乏しいときには、「どう思った?」「どうして?」と質問するなど、自分からとことんコミュニケーションを取ることが有効です。

「それは聞いてません」と自分から動かない

対策

ゆとり社員は自分から動くことが苦手だ」「受身だ」と企業の人事の方からよく聞きます。けっしてやる気がないわけではありません。だれかが指示してくれたらそれをしっかりやろうと座って待っている。これまでの人生で、必要なものは常に与えられてきました。自分から働きかけなければ得られない、あるいは失ってしまうという経験をしたことがないのです。

( 第2章 モンスター新入社員に困ったときのケース別対処法 より抜粋)

具体的イメージのない成長願望

対策

ゆとり社員たちは、会社に対して「自己の成長」を求める傾向が、圧倒的に強いことがわかります。また、成長は自己研鑽ではなく与えられるものととらえているようです。

ゆとり社員にとっての成長とは、やりたいことが具体的にあるから成長したいという、明確な目的を伴ったものではありません。将来への不安が根本が根本的な動機といえます。

(第1章 ゆとり社会が育てたモンスターの特徴 より抜粋)

コメント

池谷 聡(いけがや ただし)

「自分のやりたい仕事しかやりたがらない」「上下関係がまったく通用しない」など、ここ数年、新入社員について、企業の人事担当者から悲鳴のような言葉を何度も耳にしてきました。一方で、ITはもちろん、新しい情報を吸収する能力は高く、自分の興味を持った分野でやる気になったときの集中力はすさまじいものがあります。彼らの特徴を理解し、付き合っていくことがゆとり世代の新入社員たちの能力を引き出す一歩なのです。

株式会社ウィル・シード 商品開発部 池谷 聡(いけがや ただし) 各種セミナーのコンテンツ開発を行う商品開発部の責任者。セミナー講師も多数勤める。また、社内「教育研究所」にて、各世代の意識調査・分析を重ねている。朝日新聞教育コラム「あめはれくもり」連載(4 回)、日経ビジネスオンラインアソシエ「ゆとり世代との付き合い方」連載(12 回)。

職場を悩ます ゆとり社員の処方せん

職場を悩ます ゆとり社員の処方せん
著者:株式会社ウィル・シード 池谷 聡(いけがや ただし)
発行:朝日新聞出版
定価:1,400 円(税別)
体裁:46 判 並製
ISBN:ISBN978-4-02-250452-4