プロヴァンスの土/小林陶哉
| 【今日のひとこと】 |
なかなか今日のひとことの種を見出せない僕に、 年末の旅行の話でいいからひとこと述べよということなので、その時のお話を少しだけ。
これまでも何万回も説明してきたことなのですが、ようするに僕は母親がフランス人で父親が日本人で、花の都パリに生まれて、4歳に日本に来てからは小・中・高・大と日本の教育を受けて育ったのですが、辛うじて日本語を話さない母親のおかげで日常のコミュニケーションレベルのフランス語を話すことができる雑種です。
ということで年末に母方の家族が住んでいるフランスはプロヴァンスの「モンペリエ」というところに帰郷(?)してきました。
ここは、片や海まで行けば避暑地としてリゾート化した街並みがあるのですが、内陸に向かって小一時間ほど車で走るとゴッホの絵に出てくるような乾いた自然でいっぱいな風景が広がる田舎街です。
そして田舎の環境に加えてスペインに近いこともあり、闘牛の牧畜や乗馬を嗜む人が多い地域で、うちも他の家と違わずに犬と同じような感覚で馬を数頭飼っています。
そんな馬たちに再会するのも帰郷する楽しみの一つではありますが、それ以上に、これまで僕にその馬の飼い方を教えてくれた無口で不器用な地元の兄貴のような友人と過ごす時間は、いつも僕にプロヴァンスの時間を思い出させてくれるとても貴重なものです。
そんな彼に日本で教育に携わることになったことを話したら、普段は無口な彼の口から皮肉な笑顔と一緒にこんな言葉を掛けられました。
「馬と一緒に育った子に、悪くなったやつはいないぞ。」
無口な上に淡々としていて、いつ帰っても変わらずこの場所で馬と生活する力強い彼の姿が重なって、そのときの彼の言葉が乾いた景色と土の匂いと一緒に今でも僕の中に蜃気楼のように残っています。
| 【今日の仕事】 |
- ・新しい企画のプレゼンミーティング
- ・企画案の精緻化
- ・その他雑務
| 【プロフィール】 |
| 名前 | 小林陶哉(こばやしとうや) |
| 所属部署 | 学びと成長カンパニー/子ども・学校事業開発チーム |
| 担当業務 | 事業企画・開発業務全般 |
| 入社月 | 2008年4月 |
| 入社までにやってきたこと | フランスの会社や商品の日本進出のエージェント業務 |
| 今はまっていること | 最近人生で一番の長距離(20km)を走りました。 |
| ウィル・シードのここが好き! | いつでも前を見ていることでしょうか |
| 未来の仲間へひとこと | "Impossible n'est pas francais." |