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2017/6/12Global HRD通信

グローバルHRD通信 Vol.3|海外語学留学で「異文化理解」を促す仕組みとは?

第3回のテーマは、「海外語学留学で、いかに語学以外の経験・学びを促すか」です。

この数年で、スカイプ英会話のような、気軽に時間や場所を選ばず、かつ安価に英語を学べるサービスが急速に普及しました。その結果、「語学力の向上」のみを目的にするのであれば、わざわざ一定の期間、社員を業務から外して海外に派遣する意味は、相対的に低下しつつあります。

一方で、「海外派遣」型研修のニーズは、年を追うごとに高まっており、「これまでは複数名の選抜型であった語学研修を、階層全員まで拡げて実施したい」という具体的なご要望を頂く機会も増えています。

そのようなお客様からお話を伺うと、以下のようなご意見を頂くことが多いです。「語学はあくまで『必要条件』であって『必要十分条件』ではない」「海外ビジネスでは、ローカルスタッフや取引先の外国籍社員と協働する力が求められる。背景にある『異文化』を理解できていないと、信頼を勝ち取れず成果につながらない」「海外留学を通じて、異文化圏の人と一定の時間を過ごすことで、異文化対応力を身につけさせたい」

このようなお客様の声を踏まえ、弊社では語学以外の学び、とりわけ「異文化理解」を促進する取り組みを企画/開発し、提供しています。今回は、その一例として「イベントプランニング」について、概要や特長、導入のポイント等を紹介します。

イベント実施を通じて、異文化を背景とした人々との「協働」を仮想体験

イベントプランニングとは、「留学生や現地在住者をターゲットに、設定したテーマ(文化やビジネス、自社製品等)に関して、国籍の異なるメンバーと共に、イベントを企画・実施するプロジェクト」です。通常の語学留学手配に加え、放課後や週末を使って取り組むサブワークとして、企業研修生の方に提供しています。

本プロジェクトの一番の肝は、「国籍の異なるメンバーとの共同開催のイベント」を必須条件としているところです。言わずもがな、自分一人、もしくは同時期に留学している日本人大学生や社会人とではなく、です。

そのように設計することで、運営メンバーで集まった際の会話も「英語(現地語)」で行なわれるため、語学の実践に一役買うだけでなく、日本とは異なる文化で育った人々との「協働」を、仮想的に体験もできます。

リアルビジネスではないと思って侮るなかれ。

◆ ミーティングが時間通りに始まらない
◆ いざ始まっても、留学生メンバーの自己主張が強すぎて話し合いにならない
◆ 次のミーティングの際には、前回の決定事項が簡単に覆される

ビジネスとも共通するシーンがたくさん。その一つひとつへの対処方法を考えることは、ビジネスにおける異文化理解の第一歩だと思います。

「理論⇔実践」のループにより、更に異文化理解は深まる

弊社では、上記のような「実践」を通じた取り組みに加えて、「理論」の提供を目的とした「異文化観点シート」を開発・提供しています。

研修生にはイベントプランニングを通じて、まずは多くの成功/失敗を積み重ねてもらいますが、そのままではただの体験に終わってしまいます。「なぜ、成功/失敗したのか」「次に上手くいかせるためには、どうしたらいいのか」など背景を考察したり、次なる改善行動を考えてもらうために、「文化」についての学習が欠かせません。

そこで、異文化を背景とする人たちと働く際に「どんなすれ違いが起こるのか」「そのズレの原因/背景にはどんな事象が隠れているのか」フィードバック、スケジューリング、合意形成等、ビジネスで人と人とがやり取りするシーンとも紐付けながら、観点を付与していきます。

「理論」と「実践」を繰り返し行なうことで、異文化理解を自然と身につけていく仕掛けになっています。

海外に行きさえすれば、異文化理解は進むのか

「海外に留学させているのだから、異文化理解は勝手に本人たちが進めてくれるだろう。放っておいても大丈夫」というのは、弊社の経験上、失敗するケースの方が多いです。

留学ならぬ「遊学」で、遊んで暮らしていましたというのは論外として、意外と起こりがちなのは、語学学習に「過度に」専念しすぎるパターンです。過去にあった事例として、現地でしかできない異文化での学びを深めるべき放課後に、ホームステイ先で一人自室に篭り、スカイプ英会話をしていましたという、ちょっと笑えないエピソードもありました。

投資に見合うだけの効果を出すためにも、異文化理解を含む、現地での経験全体をデザインするという発想で、海外語学留学を捉え直すことを、ご推奨します。

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