株式会社ウィル・シード(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬田 信吾)は、これまでに転職経験・越境学習経験のない、大企業に勤める5〜10年目のリーダー職(主任や係長、チームリーダーなど)100名を対象に、若手リーダーの悩みに関する実態調査を実施しました。
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調査概要:若手リーダーの悩みに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年4月26日〜同年5月3日
有効回答:これまでに転職経験・越境学習経験のない、大企業に勤める5〜10年目のリーダー職(主任や係長、チームリーダーなど)100名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
リーダー職の61.0%が、自身のキャリアや仕事に関して「悩みを感じたことある」と回答
「Q1.あなたは、ご自身のキャリアや仕事に関して悩みを感じたことがありますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にある」が24.0%、「ややある」が37.0%という回答となりました。
・非常にある:24.0%
・ややある:37.0%
・あまりない:18.0%
・全くない:12.0%
・わからない/答えられない:9.0%
キャリアや仕事に関して感じたことある悩み、「自分のやりたいことがわからない」が55.7%で最多
Q1で「非常にある」「ややある」と回答した方に、「Q2.あなたが、キャリアや仕事に関して感じたことのある悩みを教えてください。(複数回答)」(n=61)と質問したところ、「自分のやりたいことがわからない」が55.7%、「自分の強みがわからない」が49.2%、「仕事に対してワクワクしない」が45.9%という回答となりました。
・自分のやりたいことがわからない:55.7%
・自分の強みがわからない:49.2%
・仕事に対してワクワクしない:45.9%
・長期的な成長の可能性が見えない:44.3%
・仕事をしていても発見や刺激がない:32.8%
・キャリアや仕事について人に相談できない:13.1%
・キャリアや仕事について考える時間がない:11.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
キャリアや仕事に関して感じたことある悩み、「適正な評価をしてもらえない」や「お給料があまり上がらない」などの声
Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、あなたが、キャリアや仕事に関して感じたことのある悩みがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=61)と質問したところ、「適正な評価をしてもらえない」や「お給料があまり上がらない」など38の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・32歳:適正な評価をしてもらえない。
・28歳:お給料があまり上がらない。
・27歳:昇進のビジョンがハッキリせずモチベーションが上がらない。
・30歳:自分がやりたくないことをやらされている。
・30歳:仕事についていけない。
・30歳:仕事は時間を取られる割に楽しくない。
・30歳:きちんとキャリアが積めているか不安。
約6割が、キャリアや仕事に関して、今以上に自身の視座を引き上げていきたい意欲あり
「Q4.あなたは、キャリアや仕事に関して、今以上にご自身の視座を引き上げていきたいという思いがありますか。」(n=100)と質問したところ、「非常にある」が11.0%、「ややある」が48.0%という回答となりました。
・非常にある:11.0%
・ややある:48.0%
・あまりない:20.0%
・全くない:13.0%
・わからない/答えられない:8.0%
今以上に視座を引き上げていく上でハードルとなりそうなこと、「引き上げるやり方がわからない」が44.1%で最多
Q4で「非常にある」「ややある」と回答した方に、「Q5.キャリアや仕事に対して、今以上に視座を引き上げていく上でハードルとなりそうなことを教えてください。(複数回答)」(n=59)と質問したところ、「引き上げるやり方がわからない」が44.1%、「自分のキャリアや仕事に適した情報がない」が32.2%、「情報をインプットできる機会がない」が28.8%という回答となりました。
・引き上げるやり方がわからない:44.1%
・自分のキャリアや仕事に適した情報がない:32.2%
・情報をインプットできる機会がない:28.8%
・参考になるロールモデルが周りにいない:25.4%
・時間やコストがない:25.4%
・フラットな立場で意見をくれる人間がいない:10.2%
・その他:1.7%
・わからない/答えられない:5.1%
今以上に視座を引き上げていく上でハードルとなりそうなこと、「十分な時間をとることができない」や「家庭との優先順位」などの声
Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、キャリアや仕事に対して、今以上に視座を引き上げていく上でのハードルがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=56)と質問したところ、「十分な時間をとることができない」や「家庭との優先順位」など29の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・30歳:十分な時間をとることができない。
・29歳:家庭との優先順位。
・32歳:資格などを取得する時間がない。
・30歳:子育てとの両立。
・32歳:育児との両立。
・30歳:自分の強みがわからない。
・27歳:仕事が合ってるかわからない。
キャリアや仕事に関する悩みによって起こした行動、約3人に1人が「なんとなく転職サイトに登録した」と回答
Q1で「非常にある」「ややある」と回答した方に、「Q7.あなたが、キャリアや仕事に関する悩みによって起こした行動があれば、教えてください。(複数回答)」(n=61)と質問したところ、「なんとなく転職サイトに登録した」が34.4%、「転職エージェントに相談した」が16.4%、「同僚や先輩に相談した」が13.1%という回答となりました。
・なんとなく転職サイトに登録した:34.4%
・転職エージェントに相談した:16.4%
・同僚や先輩に相談した:13.1%
・自己分析を行った:11.5%
・キャリアに関する情報収集を行った:9.8%
・その他:1.6%
・特に行動は起こしていない:39.3%
・わからない/答えられない:1.6%
約3割が、異業種同世代の方とワークショップに参加したり、交流したりする「越境学習」に興味あり
「Q8.あなたは、異業種同世代の方とワークショップに参加したり、交流したりする「越境学習」に興味がありますか。」(n=100)と質問したところ、「非常に興味がある」が1.0%、「やや興味がある」が28.0%という回答となりました。
・非常に興味がある:1.0%
・やや興味がある:28.0%
・あまり興味がない:28.0%
・全く興味がない:36.0%
・わからない/答えられない:7.0%
「越境学習」に興味がある理由、「自分にない観点から意見がもらえると思うから」が69.0%で最多
Q8で「非常に興味がある」「やや興味がある」と回答した方に、「Q9.あなたが、異業種同世代の方とワークショップに参加したり、交流したりする「越境学習」に興味がある理由を教えてください。(複数回答)」(n=29)と質問したところ、「自分にない観点から意見をもらえると思うから」が69.0%、「自社や自身に対して客観的な意見を得れると思うから」が48.3%、「新たな仕事のやりがいを発見できると思うから」が44.8%という回答となりました。
・自分にない観点から意見をもらえると思うから:69.0%
・自社や自身に対して客観的な意見を得れると思うから:48.3%
・新たな仕事のやりがいを発見できると思うから:44.8%
・キャリアの選択肢を広げることができると思うから:41.4%
・キャリアを見つめ直す良い機会だと思うから:37.9%
・自覚していない自分の強みを発見できると思うから:34.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
まとめ
今回は、これまでに転職経験・越境学習経験のない、大企業に勤める5〜10年目のリーダー職(主任や係長、チームリーダーなど)100名を対象に、若手リーダーの悩みに関する実態調査を実施しました。
若手リーダー職の6割以上が、自身のキャリアや仕事に関して悩みを感じたことがあることがわかりました。具体的な悩みとして、「自分のやりたいことがわからない」や「自分の強みがわからない」などの本音が明らかになりました。また、今以上に自身の視座をあげていきたいと意欲をもっている反面、「引き上げるやり方がわからない」といったハードルを感じている若手リーダー職がいることが明らかになりました。
「自身の視座を上げたいが、引き上げ方がわからない」などの理由のひとつとして、外部との接点がないことが挙げられます。異業種同世代の方とワークショップに参加したり、交流したりする「越境学習」に一度視野を外に向けることを体験してみることで、「成長の可能性が見えない」や「ワクワクしない」などキャリアや仕事に関する悩みを解決するヒントが見つかることがあるのかもしれません。
若手リーダーの視座を引き上げる異業種ラーニングフェス「QUEST」
特設サイトは「こちら」
普段の業務の中では出会えない様々な分野のゲストに、チームでインタビュー・対話・リフレクションを重ねる、刺激に溢れた1日の学習イベントです。ゲストや、異業種の同世代メンバーからの多様な刺激を通じて、視野を拡げ、自分の好奇心を再発見することができます。また、ただ刺激を受けるだけではなく、自分で問いを立てて仕事や社会への探究のきっかけを得られるプログラムを設計しています。
異業種越境で若手リーダーのエンゲージメントを高める「SHIFT」
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誰もが行く先を予測できない状況のなか、約束された未来はもはやどこにも存在しません。 いまの時代のキャリアは「考える」だけにとどまらず、動きながら「つくる」ことも必要となります。私たちの提案は自社をあえて飛び出し、異業種でキャリアを考え動きながら「キャリア自律とは何か」を実体験すること。自社とは違うメンバーだからこそ自社価値の捉え直しや「自分の仕事は誰に何を価値として提供していきたいのか」が見直され、エンゲージメント向上にも繋がる施策です。