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高校生とのかかわりが社会人としての”ラーニングフィールド”に vol.2

「都立高校生向け “起業家教育” 起業創業ラボ」に参加した社会人伴走者「メンター」には、どのような学びがあったのか。2021年7月に開催された本プログラム(東京都教育委員会主催)では、参加高校生が、オンライン上でチーム活動行い、課題解決テーマに対するビジネスアイデアを考えます。そして、1ヶ月半のプログラムの期間に、各チームに一人の社会人が伴走してきました。

2021.12.24

高校生との関わりから学んだこと

‐普段の仕事経験との共通点や新たな発見はありましたか?

加藤氏:私は高校生から当事者意識を改めて学びました。普段の仕事では形のないサービスを扱っているので、改善策や解決策などには幅があります。ともすれば安全で無難な選択もできますが、『自分はこうしたいから、こちらを選択する』という意思がないと上手くいきません。起業創業ラボで高校生が挑戦していた『自分を主語にして語る』という当事者意識の構造は、普段の仕事にも通じると改めて気づきました。

藤林氏:私は仕事の進捗管理をするときに口出ししすぎないことを学びました。『大丈夫?』と聞くことはしますが、あとは本人に任せます。どこまでやるべきかという話は必要ですが、それ以外は任せるということは、今後の仕事にも活かせると思います。

齋藤氏:私はコミュニケーションの頻度を高くすることの大切さを学びました。グループメンバーの1人が体調不良で途中参加できない時期がありましたが、一緒にやってきたという気持ちをもってほしいと思い、グループの話し合いの経緯を私からそのメンバーに逐一報告していました。プログラム最終日、グループ振り返りの時、顔を見せて話してくれたので、グループの一員として参加したという感触を持ってもらえたと思います。そのほか、話し合いの方向を整理して伝える力もつきましたし、状況を常に共有することは普段の仕事にも共通していると感じています。

井村氏:相手の人自身が楽しいと感じることを大切にする姿勢は、普段の仕事と共通していると思います。普段の仕事で大学生と面談をしていますが、「周りがこうだから…」という発言をよく耳にします。起業創業ラボを共にした高校生たちも、最初は課題を自分のこととして捉えられていないように感じました。そこで「自分が何をしたいのか」「何にワクワクするのか」という質問を投げかけ、その人らしさをとことん突き詰められるように接しました。自分たち自身が楽しめる選択をできるように向き合うマインドは、普段の仕事にも通じています。

‐メンターとしての一番の学びは?

藤林氏:高校生の原体験からアイデアを作っていくというアプローチが学びになりました。原体験から生まれる熱量がすごいと思いましたし、自分が納得して思いを持って進めていく強さを改めて感じました。

齋藤氏:実は、メンターとしての新たな学びは講師から学ぶ事が多かったです。最初は“突っ込んでいく問い”を高校生に投げかけないようにしていました。しかし講師がグイグイと踏み込んでいく様子を見て、遠慮せずに掘り下げていくように心掛けました。そのおかげで本音のような想いを引き出せたと感じてます。今はお客さんとの打ち合わせでも、もう一歩踏み込んだ質問をする事で、これまでとは違う本音を聞けるということも実感しています。

加藤氏:ニュートラルに接して、高校生の心がグツグツと沸き立つことを阻害しないということを学びました。講師の方々は高校生と話す時に「ビジネスとして成立するかを問う」姿勢を徹底されていて、それが“高校生”と一括りにせずに個人個人と接することに繋がっていたと思います。相手を型にはめて見たり、無用に特別扱いしないことはメンターとしてすごく重要です。

井村氏:今までよりも自分の考え方を自分でさらに問うようになったと思います。今までの自分の発想には、ビジネスになりやすいかどうかという視点がありました。しかし高校生の取り組みに、自分たちの課題を解決する純粋な姿勢を見ました。改めて自分を律したり問うたりする機会になったと思います。

まとめ
高校生が学校の教育から越境して学んだ「起業創業ラボ」。メンターも同じように日常業務や自社のメインサービスを提供するフィールドを越え、さらには、「1つの会社」という枠を越えるからこそ、社会人としての学びを数多くつかめたのではないでしょうか。

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