人材育成に役立つ情報がたくさんCOLUMN

いま、会社の「外」へ触れることの意味 【前編】

異業種での越境をライトに体験できる、ウィル・シードのあたらしいプログラム『QUEST』。 参加者として『QUEST』を体験したマンダム人事総務部の片山碧様に、変革と挑戦がつねに求められる時代にめざす変化と、越境体験への期待を伺いました。

「外」へ触れる、社員も会社も変化するために

―本日はよろしくお願いします。片山さんが担われている役割をお伺いできますか。

人事総務部の人財・組織開発課に所属しており、全社員にむけた教育を担当しています。「人財」と「組織開発」の、「人財」にあたる部分ですね。

 

―全社視点での教育をご担当されているなかで、片山さんは『QUEST』に受講者としてもご参加いただきました。今回、ライトに越境できる異業種施策『QUEST』にご参加いただいた理由、会社としての考え方などを伺えますか。

いま、会社として異業種との他流試合を推奨しています。トップメッセージでも発信されており、私自身教育の担当者としても意識しています。他流試合といってもさまざまですが、外部との接点の創出だと考えています。具体的に言うと越境学習とか、異業種の研修に送りだすという形で、機会を提供しようとしています。

ポイントはまず「外」を見ること、視野を広げ視座も高めてもらい、学んだことを社内に持ち帰って活かしていただくことを企図しています。どんどん社会が変化する中で、「外」の流れや自分の立ち位置に目を向けて、自分の成長の糧にしてもらう。そして最終的には成果創出へつなげてもらいたい、そういった思いがあり、「外」を知るきっかけ作りとして越境学習や他流試合を推奨しています。

 

―「外」を見ることが、例えば新しいものを開発するとか、リーダー育成など、社内に種を撒くことにつながることもありそうですよね。

そうですね。おっしゃる通り、本当にいろいろな効果があると考えていますが、会社をより良い方向に変えていこうという意識が根底にあります。売り上げや利益という面はもちろんのこと、私たちが掲げている「VISION 2027」を鑑みても、現状のまま立ち止まっているのではなく変わっていこうと。マインドも考働も変えていこうとしている中で、変化のための選択肢の1つとして他流試合っていうのはとても大切ですし、機会提供も重要だと考えています。


片山 碧 様
株式会社マンダム 人事総務部 人財・組織開発課

 

―他流試合へ送りだすという時、『QUEST』のように若手の施策に関しては、どのような期待があるのですか。

若手においては、自社だけに染まりきらないでほしいという思いがあります。若手の時期はスポンジのように何でも吸収するじゃないですか。入社時はそれぞれの個性をもっていても、数年たつとどうしても自社に染まりきってしまう。もちろん理念の浸透という面はとても大切です。その一方で、とても優秀な人たちの個性が弱まってしまうというか、丸くなってしまうのはもったいないなと。

 

―理念というお話もありましたが、片山さんの考えるマンダムらしさ、マンダムの良いところをお伺いできればと。

弊社の企業理念のなかで「人間系」と表現しているのですが、人間らしさ、その人の感性や温かみをとても大切にしているのが良いなと。さらに理念が一人ひとりに浸透している、考働に落とし込まれているのが本当に良いなと思っています。その分、同質性が高いという側面はあるのかなと。そういう意味では、他流試合は価値観をぐっと広げてもらう、効果性が高いのではないでしょうか。

固定観念をゆさぶる「気づき」

―ありがとうございます。では、実際に『QUEST』へ参加して他流試合を体験していただいた感想をお伺いできますか。特に1日間という短期の体験のなかで、得られたものはありましたか。

私が参加したのは「くりえいてぃぶQUEST」ですが、「クリエイティブって誰でも発揮できる」ということを知ることができたのは、本当にとても良い気づきだったなと。ある意味、私も固定観念をゆさぶられて変わったので、意味があったなと思います。クリエイティブというテーマについて、ひたすら語るという経験をしたことはこれまでなかったんですよね。専門家を交えて話を聴いて、参加者同士でディスカッションをする、そういうことを繰り返しながら、自分で言語化をしていくという。自分のなかでいかに落とし込めるか、自分の言葉で内省して言語化できるっていうのが良かったなと思います。

 

―片山さんの業務に紐づけてクリエイティブについての気づきがあったのですね。

研修の企画や設計をする立場として、前年踏襲で考えることはしない、現状がどうなっていて、そこに対してどんなありたい姿を持っているか、じゃあギャップを埋めるためにどんな手段があるのだろうと考えます。私が業務のなかでクリエイティブをどのように意識をしているのかというと、その手段を考える時にもっと面白い角度で考えられないのか、今までとは違う参加者が楽しめるものはないか考えることはしていて。そういった、「ワクワク」を求めてみるということは『QUEST』をとおして気づきがありましたし、意識的に考えるようになりました。

 

―いま「ワクワク」という言葉がありましたが、実際に業務のなかで意識的に「ワクワク」できることを見つけることもできるようになりましたか。

そうですね。実はマンダムのなかで、「ワクワク」という言葉は使われることは結構あります。「ワクワク」とか「知的にぎわい」とか。そういう楽しむマインドみたいなところはすごく大切にされていて。それは、例えばマーケティングとか企画の担当者だけではなく、全社員に必要なのだろうと思っており、人事部門にいても大切にしている部分です。

私も『QUEST』へ参加したことによって、クリエイティブということが、より自分事というか身近になったと本当に思います。ですから、考え方次第で「ワクワク」を見つけることができるという視点を持つことができたのは、自分にとってとても大きいですね。今までは「ワクワク」とか楽しいということって、意識して何かをやらないといけない、みたいな思いがあったのですが、そうではなく自分の視点を変えるだけで、捉え方も変わるよねっていうのは気づきでした。

後編を読む

TAGS

RECENT POSTS

RECOMMEND

TAG LIST

FOLLOW US最新情報をfacebookで!

株式会社ウィル・シード

〒150-0013

東京都渋谷区恵比寿1-3-1
朝日生命恵比寿ビル9・11階

03-6408-0801 (代表)