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海外トレーニー経験者の声③

海外トレーニー制度でどのように成長していくのか。トレーニー経験者の声をご紹介します。

海外トレーニー制度でどのような体験や気づきを得て成長していくのか。経験者の声をご紹介します。
お話ししてくれた方:サントリースピリッツ株式会社 赤穂 厳 氏

前回のお話は【こちら】

帰国後、グローバルビジネスに携わる機会に恵まれた

トレーニーを経て帰国後に配属されたサントリースピリッツの企画部門では、輸入酒事業の損益企画を担当しました。社内だけでなく、海外の各提携先との交渉やミーティングに参加し、仕入れからマーケティングに至るまで、様々な部門の多国籍の方々と仕事をする機会に恵まれました。

一方その当時のサントリーでは、米国・ビーム社の買収が進められていました。ちょうど輸入酒事業に携わっていた私は、その経験からこの買収・統合プロジェクトに関わることになり、サントリーのスピリッツ事業におけるビーム社買収後の新たなスキームづくり、ビジネスモデルづくりに携わることができました。

今振り返ってみると、トレーニー時代の経験が自分をここまで引っ張ってくれたと感じています。海外戦略の部門で味わった挫折があったからこそ、グローバルに活躍するために自分に足りていないものを自覚したり、将来のキャリアを具体的に考えたりすることができました。さらには、帰国後に配属された部署で、自分に不足している部分を補完するような経験を積むことができました。

トレーニー時代の経験が自分に与えてくれたもの

これは欧米の企業が縦割組織であることにもつながりますが、一般に海外では部門をまたいだ異動は多くはなく、その業務のプロフェッショナルとして他社に移ってキャリアアップを図ります。一方、日本では本人が思ってもいなかった部門で働く横断人事もあります。サントリーも同じです。しかし、点と点がつながって線になるように、長い目で見ると、いつしかその経験が確固としたビジネススキルや知識につながり、ビジネスパーソンとしての経験値が上がっていくことを感じています。

私の場合、トレーニー経験を経て特に身になっていると感じているものに「現場感覚」があります。最近(2019年5月)まで、スペインにあるビームサントリーのインターナショナルリージョン本部に駐在し、ファイナンス部門として各国からの経営成績の取りまとめと、シカゴのビームサントリー本部への報告業務を担当していました。本部、さらにはファイナンス部門であることもあり、私の仕事自体は製造や販売の現場からは離れていたのですが、「この数字が生まれる理由として、現場では何が起こっているのか?」といったように、常に現場のことを意識しながら情報を集め、報告することを心掛けていました。この習慣は、トレーニー時代に培った現場感覚のお陰だと感じています。

そしてもう一つ、ビジネススキルだけでなく、マインドも大きく変わりました。トレーニー時代に常に考えていたことは、「受け入れ先が自分に人件費をかけてまで雇いたいと思える働きができているか?」ということ。例えば、駐在であれば、達成すべき目標や出すべき成果が明確に設定されていますが、トレーニーにはそれがありません。そうした状況の中、周囲を巻き込みながら、自分は会社のために何をすべきか、いかに動くべきかを考えられるようになったことは、その後の自分の成長を後押ししてくれたことを実感しています。

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