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【後編】外国人Buddyと本気で取り組んだオンライン5日間研修

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 経営管理・IR部では、2018年と2019年にシンガポールやマレーシアへの派遣を行う短期海外派遣研修を行っていました。しかし、コロナ禍で渡航中止となった2020年はウィル・シードが実施する5日間在宅海外研修を導入いただきました。オンライン形式で実施したグローバル研修からどのような学びがあったのか、実際に参加した受講生の内、3名の若手社員から座談会形式で話を聞きました。

<プロフィール>
・広域・社会インフラ事業グループ 東日本営業第3部 芝田 洋輔 氏(2014年入社)
・人事総務 人事部 西野 綾菜 氏(2015年入社)
・CTCビジネスエキスパート株式会社 経理・業務サービス部 安田 竜二 氏(2018年入社)

<前半はコチラ>

最終プレゼンテーションまで浮き沈みがある5日間

―5日間の流れの中では、どのようなモチベーションの変化がありましたか?

西野:始まる前は、楽しみでモチベーションも上がっていましたが、初日に自分のBuddyと対面し、現地社長へのヒアリングをしたときに雲行きが怪しくなりました。2日目、3日目のワークで下がりかけたものの、4日目でBuddyとの取り組みの結果が形になってくることで、最終プレゼンに向けて徐々にボルテージが上がってきました。お互い様子見でやっていたことが、互いの意図を汲み取り合いながら進めてきたことで、より結束力が深まったからだと思います。

安田:私は2,3日目にガーンと下がって、4,5日目で上がりました。2日目は自分のBuddyとのコミュニケーションや現地社長の出す課題の難しさが問題に。3日目はコミュニケーションの問題は改善されてきましたが、最終プレゼンに向けた時間のプレッシャーがありました。4日目で、提案の形が出来上がり、モチベーションが上がりました。

問いかけによって
“気づいたことに気づく”毎日の振り返りタイム

―毎日の研修終了後には日本人受講者同士で振り返りの時間がありましたが、どのような意味がありましたか?

西野:自分以外のペアで、似たようなことに悩んでいると分かるだけでも、「自分だけではない」という気持ちになれました。進捗が心配という悩みもありましたが、Buddyとコミュニケーションをとっていて「こんなことがあった」や「私もそうだった!」という話があるだけで、前向きな気持ちになれました。

芝田:あの時間は、ひと仕事終えたあとのビールくらいの感覚がありました(笑)
その場にファシリテーターがいて、自分の気持ちを引き出してくれたことも意味があったと思います。ともすると、愚痴や不安の吐露だけで終わってしまいますが、ファシリテーターが質問で引き出し、自分の言葉で発することで、学びや気づきとして頭の中が整理されました。

西野:確かに、“気づいたことに気づく”というか。

一同:あー、確かに!

安田:表層の部分だけではなく、「なぜそう思ったのか?」「なぜそういう行動をしたのか?」という問いで深掘りをされ、言葉にすることによって、「あぁ、そういうことだったのか」と自分自身で気づかされる部分もありました。

自分を見つめ直し、将来につなげる機会

―振り返って、今回の研修による自身の変化、どんな人がこの研修を受けると良さそうでしょうか?

西野:もともと「海外研修に興味はあります」と上司に伝えていたので、今回受講できてラッキーだなと思っていました。オンラインで受講できるため、参加のハードルが下がったと思います。海外ビジネスに興味があったら、どの部門でも気負わずに参加すると良いと思います。また、ITスキルを身につけるような研修ではないため、すぐに役に立たないと言われたらそれまでですが、私にとっては、今すぐ役に立たなくても、この経験が将来の武器になるとすごく感じています。

安田:バックグラウンドが異なる人に対して、どのように説明するかを意識するようになりました。例えば営業の方に対して、大原則である会計ルールがあって、そこからブレイクダウンして説明する等、順序立てて説明し、互いの落とし所を見つけることが重要だと感じています。
また、経理の海外赴任者は、マネジメント層として赴任することが多く、人に仕事を頼む立場になるため、マネジメント層は受けた方が良いと思います。使っている言語が英語なだけで、そもそものコミュニケーションとして勉強できることがたくさんあり、とても役に立つと感じました。また、若手社員もその後の仕事の進め方に大きく影響を及ぼすので、若いうちに受けた方が良いと思います。

芝田:忍耐力がついたと感じていて、多少上手くいかないことがあっても、徹底的に相手のことを考えるようになりました。「できない、ならばどうしよう」という思考になったのは、以後の業務に活きていると思います。実は研修を受けていた時期、自分の営業の仕事が大変で精神的にも苦しい時期でした。一旦そこから離れ、視点や視座を上げて考える、今回のような機会を各受講者が活かして、改めて自分(の仕事のスタイル・取り組み姿勢)を見つめ直す必要もあるのではないかと感じています。

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