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リフレクションが新入社員にもたらす価値

経済産業省「社会人基礎力」において、あらゆるスキル習得の前提として位置づけられているリフレクション。10月5日(火)開催のセミナー「なぜ新入社員にリフレクションが重要なのか」にご登壇いただく熊平美香氏に、昨今の時代背景やご自身の経験を踏まえたお話を伺いました。

2021.09.14

※10月5日(火)開催セミナー「なぜ新入社員にリフレクションが重要なのか」
概要はコチラ

<執筆者プロフィール>
一般社団法人 21世紀学び研究所 代表理事
熊平美香氏

ハーバード大学経営大学院でMBAを取得後、日本マクドナルド創業者・藤田田氏に弟子入りし、新規事業立ち上げに携わる。独立し、GEの「学習する組織」のリーダー養成プログラム開発者と協働し、コンサルティング活動を開始。2014年、昭和女子大学キャリアカレッジ学院長に就任。2015年、21世紀学び研究所を設立し、企業と共にニッポンの「学ぶ力」を育てる取り組みを開始。経済産業省が2018年に改定した社会人基礎力の中に、リフレクションを盛り込む提案を行った。

 

リフレクションとは何か?

■リフレクションは、未来を創造する力
リフレクション(内省)とは、自己を客観的かつ批判的に振り返る行為です。リフレクションを行うことで、物事に対して、これまで通りのやり方やモノの見方を、そのまま適応するのではなく、批判的スタンスで、経験から学び、考え行動することが可能になります。

■リフレクションと反省の違い
振り返りといえば「反省」が定番です。反省することが悪い訳ではないのですが、反省には大きな欠点があります。それは、心理的安全性がなく、経験からの学びを最大化することが難しい点です。また、反省の習慣を持つと、失敗を避けようとする心が生まれ、VUCA時代に必要な「試して、成功する」仕事の仕方が上手にできない原因にもなります。
そのため、新入社員には、入社時から、ぜひリフレクションを習慣化してもらいたいです。

 

新入社員に実践して欲しい3つのリフレクション

①おかしいな?を大事にする
「おかしいな?」と思ったら、「なぜ、おかしいと思うのか。それを当たり前と考えている人たちは、なぜ、おかしいと思わないのか」をリフレクションして欲しいです。その際に活用して欲しいのが、認知の4点セットです。

図.認知の4点セット

人も企業もアップデートすることが求められる時代ですから、よい変化を創るアイディアは大歓迎です。そして、良いアイディアか否かを判断するには、多面的多角的に考えることが大切です。自分の思考に盲点はないか、多様な人たちの意見も、認知の4点セットで傾聴しリフレクションを行いましょう。あなたのアイディアが、よい変化のきっかけになるかもしれません。

実は、新入社員の頃に私が経験した「おかしいな?」が、リフレクションの大切さを世の中に紹介する今の活動に繋がっています。良いアイディアも、すぐに展開することができないかもしれません。しかし、一番よくないことは、「おかしいな」と思う心を忘れてしまうことです。

②負な感情を活かし、自律型人材になる
仕事は、思い通りに行くことばかりではなく、時にはストレスやネガティブな感情が生まれることもあります。そんな時には、感情に焦点を当てたリフレクションがお薦めです。感情はとても正直で、自分が大切にしている価値基準やものの見方が満たされるとポジティブになり、満たされないとネガティブになります。負の感情が生まれたら、「自分は何を大事にしているから、ネガティブな気持ちになったのだろうか」と自分に尋ねてください。自分を突き動かす大切な価値観を知ることができます。また、負の感情についてリフレクションを行うと、「どんな願いを持っているのか」を知ることもできるので、自律型人材に成長することができます。

③パラダイムシフトに貢献する
前例が踏襲できない時代に新入社員になったことは幸運です。なぜなら、新入社員も、ベテラン社員に負けることなく、今、まさに起きているパラダイムシフトに貢献することができるからです。学校では2005年から持続可能開発教育が導入されましたが、企業でSDGsの取り組みが始まったのは2015年です。そのため、この領域では、新入社員方が、先輩社員よりも理解が進んでいると言えます。また、インターネット、iPhone、アプリで育ったデジタル・ネイティブの新入社員には、DXへの貢献も期待されています。

ぜひ、リフレクションを通して、よい変化に貢献できる企業人に成長して欲しいと思います。

 

詳細はセミナーにてお話いただく予定です。ぜひご参加ください。

セミナー詳細はこちら

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