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コロナ禍のグローバル人材育成企画(施策検討)

新型コロナウイルスの蔓延により、グローバル人材育成には “海外“での先行経験が重要という常識が揺らぎつつあります。海外派遣研修の実施可否判断と、中止・代替の場合の対応策について考えていきます。コロナ禍のグローバル人材育成はどのようになっていくのでしょうか。

代替施策の目的(※1)を明確化した後は、それらを満たす具体的な施策を検討していきます。
※1: 研修終了時に受講生にどのような状態になっていてもらいたいか、そのために、どのような経験をさせたいか、という研修の要件定義

1. 代替施策の方向性を決める

このフェーズでは2つの考え方があります。
A.国内研修のみで考える(海外渡航できない前提)
B.渡航可能であれば海外研修、渡航できない場合は国内研修というバックアッププラン付で準備する

通常期であれば、施策の立ち上げ準備だけでも大変なグローバル人材育成ですが、Bを選択する場合、渡航できない場合のバックアッププラン含めて2つのプログラムを検討しておく必要があります。バックアッププランを準備しつつ、海外研修を企画される人事のみなさんに、いくつかポイントをご紹介いたします。

2. 運用上のポイントを確認する

Bのプランで進める場合、派遣者のモチベーションを乱高下させないための運用上のポイントがいくつかあります。

ポイント:海外渡航中止の判断タイミングの検討
海外研修に参加させる場合、募集―選抜―派遣前準備で半年程度かかるのが一般的です。海外渡航VISAが必要な場合には、さらに期間に余裕をもっておく必要があります。渡航できない場合には、中止となるのか代替施策を行うのかによっても判断タイミングと伝え方は変わってきます。

代替施策へ切り替える場合、VISA申請の前、且つ、国内施策の準備を考えると約2か月前迄には判断が必要となります。ギリギリまで待つ場合でも、本格的に受講生が渡航準備をする前(渡航前1ヶ月)には判断をすることをおすすめします。

ポイント:受講生の募集時に気をつけること
VISAなしの場合、半年前には募集がスタートします。海外渡航を前提に募集をかける際には、急な中止による受講生のモチベーション低下を防ぐために以下2点を伝えておくことが重要です。

  • 海外施策から国内施策に代替される/中止される可能性があること
  • 代替されたとしても、本施策の目的が達成できること(海外に行くこと自体が目的化していると、海外渡航なしと言われた際のモチベーション低下が甚だしいため)

ポイント:海外研修前提でいた受講生への中止・代替伝達の際に気をつけること
選抜者は、海外渡航できるものだと思って応募/選抜されているため、中止や代替を伝達する場合、丁寧なフォローアップが必要です。
代替施策を実施する際の説明のポイントは以下2点です。

  • 海外研修で身に付けてもらいたい知識・スキル・マインドセットのどの部分が代替施策で獲得できるのか/獲得して欲しいと思っているのか、を丁寧に説明する
  • 海外派遣が受講生のキャリアパス上どうしても諦められない選択肢の場合、将来、どのような海外派遣(赴任)のチャンスがあるのかを伝える

また、すでに渡航に向けた準備を進めていた受講生に中止・代替伝達をする際には、渡航に向けて、引っ越し(車や必要資材の処分)準備、家族間調整など、生活・ライフプランそのものへの影響がある人たちもいるので要注意です。フラストレーションや先行き不安に対して、丁寧に聴き対応することが重要です。

3. 代替施策の内容を検討する

海外研修中止に備えた「代替施策」の中身に関しては、是非、次のコラムを参考にしてください。

【オンライン研修】リモート型プラクティカルトレーニング
近い将来、グローバルで活躍してほしい社員に対して、今のうちに必要な能力を理解し、能力開発をスタートさせるための実践的な海外ビジネス体験

【オンライン研修報告】グローバルステップ研修 自文化を理解する
働く場所が国内・外に関わらず、経済がグローバル化する中で、全ての日本人に身に付けて欲しい「グローバルマインドセット」研修

【オンライン研修報告】Deep End Discussion
多国籍の外国人とビジネストピックについてDiscussionし、その後に外国人及び日本人のアセッサーからフィードバックを受けるグローバルビジネスコミュニケーション実践

次回は、プログラムの良し悪し判断について考えていきたいと思います。

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